キム・ヨンオクが出演した韓国映画人気作「最後のピクニック」が9月12日に日本でも公開されました。
人生の最後をどう過ごすのか、プライベートでも仲の良い俳優ナ・ム二氏と紡ぐ友情スーリーが10代から80代までの全世代の心をつかんでいます。
キム・ヨンオク出演!韓国映画人気作『最後のピクニック』
心を揺さぶる友情と人生の終わりを見つめる旅
映画の概要
韓国映画『最後のピクニック』(原題:소풍/ソプン)は、老年期を迎えた二人の女性が最後の旅に出るヒューマンドラマ。
主人公ウンシム(演:ナ・ムニ)はパーキンソン病や認知症の兆候を抱え、日々と記憶の狭間で揺れている。
ある日、長年の友人であり姻戚でもあるグムスン(金順/演:キム・ヨンオク)が突然訪ねてくる。
二人は思い出の地・故郷の南海(ナムヘ)へ向かい、学生時代の記憶や淡い恋心、そして人生の終わりと向き合っていく。
旅の先々で、過去と現在、笑いと涙が交錯。観客に「人生の最期をどう生きるか」を静かに問いかける作品となっている。
キム・ヨンオク演じるグムスンの役柄と魅力
ウンシムの幼なじみであり姻戚関係にある、まさに「心の伴走者」。
外見は明るく豪快でおしゃべりだが、友を思いやる深い優しさを秘めている。
自身も持病と老いによる痛みを抱えながら、最後まで自分らしく生きようとする強さが印象的。
「次に生まれ変わってもあなたの友達になる」という名セリフは、彼女の友情と人生観を象徴する。
ウンシムとグムスン 二人の心が響き合う友情
グムスンの突然の訪問をきっかけに、ウンシムは故郷への旅を決意。
旅の中で二人は互いを支え、病や不安に揺れる心を温かく包み合う。
学生時代の思い出話や、海を見つめながら語り合うシーンは、長い友情の深さを映し出す。
「最後のピクニック」は、単なる旅行ではなく、人生を共に歩んできた証そのものとして描かれる。
映画が放つ魅力と人気の理由
老い、病、記憶の喪失といった重いテーマを、温かくユーモラスに表現。
ベテラン俳優陣(ナ・ムニ、キム・ヨンオク、パク・グニョンなど)の確かな演技が作品を支える。
過去と現在を織り交ぜる叙情的な映像演出と音楽が、観る者の感情を優しく揺さぶる。
高齢社会を生きる世代のみならず、幅広い年齢層に「人生の終盤をどう生きるか」という普遍的なテーマを投げかける。
視聴者と批評家の評価
「涙が止まらない」「観終わった後も心が温かくなる」と、感動と余韻を語る声が多い。
グムスンの最後の言葉は、映画の象徴的な名場面として長く語り継がれている。
一部で物語の簡潔さを指摘する声もあるが、演技力とメッセージ性がそれを上回ると高評価。
大作ではないながら口コミで人気を広げ、シニア層から若年層まで幅広い支持を集めた。
まとめ
『最後のピクニック』は、人生の最終章を静かに、しかし鮮やかに描き出した珠玉のヒューマンドラマ。
キム・ヨンオクが演じるグムスンとウンシムの深い友情は、年齢や時代を越えて観客の心を温かく包み込みます。
人生の終わりを恐れず、愛する人とともに笑い、泣き、最後まで「生ききる」ことの大切さを、そっと教えてくれる一本です。
キム・ヨンオク氏は、韓国最高齢女優として、また、国民のおばあちゃんとして親しまれています。ここまで名声を馳せるようになるまで、どのような活躍をなさっていたのでしょう?
キム・ヨンオク氏のプロフィールが気になるところです。
キム・ヨンオク、wiki風プロフィール
キム・ヨンオク プロフィール
生年月日:1938年1月6日(87歳)
出身:旧日本統治下の朝鮮・京城府(現ソウル)
国籍:大韓民国
職業:俳優・声優
宗教:キリスト教(プロテスタント)
所属事務所:SPドリーム
学歴:中央大学 文理科大学 文学部 国語国文学科(中退)
デビューと活動経歴
1959年、春川放送局アナウンサーとして入社。
1960年、CBSキリスト教放送の公採6期声優として再入社。
1961年、MBC文化放送1期の声優として正式デビュー。
1969年、MBCテレビドラマに初出演して以降、60年以上休むことなく俳優として第一線を走り続けている。
「国民のおばあちゃん」と呼ばれる理由
温かく親しみやすいおばあちゃん役から、豪快で毒舌を交えた役まで幅広く演じ、「国民の祖母」の愛称を獲得。
2004年の人気シットコム『オールドミスダイアリー』で、ラップのように小気味よく“おばあちゃん流の毒舌”を披露し、「ハルミネム(おばあちゃん+エミネム)」の異名も話題に。
近年もドラマ『オジンオゲーム(イカゲーム)』『海街チャチャチャ』『ディア・マイ・フレンズ』などで重要な祖母役を演じ、世代を超えて支持されている。
代表的な出演
ドラマ:『全員集合!張保皐』『応答せよ1988』『ディア・マイ・フレンズ』『海街チャチャチャ』『オジンオゲーム(イカゲーム)』など数百作以上。
映画:『サニー 永遠の仲間たち』『ヘルマニ(ヘル・グランマ)』『말임씨를 부탁해(マリムさんをお願いします)』『最後のピクニック(소풍)』など。
声優:『マジンガーZ』カブト・コウジ役、『ロボット・テコンV』フニ役など、アニメでも活躍。
受賞歴・功績
1979年 MBC放送演技賞 女子助演賞
1992年 百想芸術大賞 TV部門 女子人気賞
2018年 大韓民国大衆文化芸術賞 宝冠文化勲章
2024年 第11回ソウル国際映画大賞 女優主演賞
2024年 SBS演技大賞 公ロ賞 など多数
声優としても「韓国放送大賞 ナレーション賞」を受賞するなど、俳優・声優双方で高い評価。
人柄とエピソード
明るくユーモアに富みながらも、現場を支える包容力と厳しさを併せ持つ。
同業者や後輩から「現場を和ませ、同時に緊張感を保たせる存在」として尊敬を集める。
87歳となった現在も精力的にドラマ・映画に出演し、韓国芸能界を象徴する“生きるレジェンド”として活躍中。
まとめ
60年以上第一線を走り続ける大女優であり、老若男女から愛される「国民のおばあちゃん」。
心温まる役から豪快な役まで幅広く演じ、韓国ドラマ・映画に欠かせない存在。
高齢になった今も、社会に希望や勇気を与え続ける稀有な俳優として、今後の活躍にも大きな期待が寄せられている。
キム・ヨンオクの推し活|87歳が語る“若さの秘訣”とMONSTA Xジュホンとの絆
キム・ヨンオクさんのMONSTA X「推し活」エピソード
韓国大物女優でありながら、K-POPグループMONSTA Xを熱心に応援。
特にメンバージュホンとの長年の親交が知られており、番組や映像でその仲の良さが話題になってきた。
数年前からジュホンの活動やコンサートを見守り、推し活を本格的に始めたのは70代後半頃とされる。
最近も87歳にしてジュホンから直接コンサートに招待され、足の痛みを心配しつつも会場に足を運び涙を見せた。
その姿は「年齢を超えて好きなことを楽しむ生き方」として、多くのファンに勇気と感動を与えた。
元気の秘密とライフスタイル
健康ルーティンを欠かさない:朝の軽いストレッチ、毎日の散歩、規則正しい食事などを日課にしている。
童顔を保つ生活習慣:野菜中心の食生活と、よく笑うことを大切にしている。
心の若さ:新しい音楽や若者文化に積極的に触れ、常に好奇心を持ち続ける。
自宅ではお気に入りのアイテムを丁寧に紹介するなど、シンプルかつ自分らしい暮らしを実践。
「好きな人や音楽に会う喜びこそが最高の若さの秘訣」と語り、推し活が心身の活力になっていると明かしている。
まとめ
70代後半から始めたMONSTA Xジュホン推しは、キム・ヨンオクさんにとって日々の活力源。
87歳を迎えた現在も、好きな音楽と大切な友人関係が健康と若さを支えている。
「推しがいる人生は年齢に関係なく輝ける」というメッセージを、自らの生き方で示している。


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