パクソンフンのwiki風プロフィールでこれまでの活躍を紹介します。
また、大ヒット人気ドラマ『涙の女王』のウンソン役を好演し、その名は世界中に知られることとなりました。
パクウンソンのwiki風プロフィール
俳優のパク・ソンフン氏です。
経歴と代表作
1985年2月18日生まれ。高校は果川外国語高校フランス語科、大学は東亜放送芸術大学(映画・演技)を卒業。2008年映画『霜花店(サンファジョム)』で映像デビューし、大学路の演劇舞台で経験を積みました。
その後、ドラマ『嫉妬の化身』『六龍が飛ぶ』『サイコパスダイアリー』(ヴィラン:ソ・インウ役)、『出師表』(主演)、『ザ・グローリー』(チョン・ジェジュン役)、『誘拐の日』など話題作に出演。役柄ごとに印象を変える演技力が高く評価されています。
温厚でユーモラス――素顔のパク・ソンフン
メディア取材では、自分を「겁 많은 쫄보(ビビり)」と表現し、実は怖がりで温厚な性格だと語っています。軍除隊まで幽霊が怖くて電気をつけて寝ていたというエピソードも。
撮影現場ではムードメーカー的存在で、MBTIや“手帳デコ”など小さな趣味を明かし、親しみやすい人柄がファンにも伝わっています。
『涙の女王』ユン・ウンソン役で重視したこと
ドラマ『涙の女王』では、ヒロインを執拗に追い詰める弁護士ユン・ウンソンを熱演。
『ザ・グローリー』のチョン・ジェジュンと“同型の悪役と“同じに見せない”ため、話し方や外見を細かく差別化することに注力。
常に“丁寧でナイスなトーン”を保ちながら、内側の脅威をにじませる演出を徹底。
幼少期に愛を受けられなかった欠如と、ヒロインへの偏執的執着という内面を深く掘り下げ、“ただの悪人”にしない人物像を構築。
”ガスライティング”の場面は本人としても嫌悪感が強く最も苦しかったと告白。特に手術後のヘインに「私たちは愛し合っていた」「結婚するはずだった」と刷り込むシーンは、「息が詰まった」と振り返っている。
「ガスライティング」とは、相手の記憶や認識・判断を意図的に揺さぶり、現実感を失わせて支配する心理的操作のことです。
本人とウンソン役の大きなギャップ
恋愛観の決定的違い:パク・ソンフンさん自身は「他人の恋人には絶対に手を出さない。気持ちは自分の中で整理して遠くから応援する」と明言。執着で相手を支配するウンソンとは正反対です。
気質の違い:劇中では冷徹で狡猾な人物ですが、実際は怖がりでユーモラス。
現場での振る舞い:孤独な捕食者のように見える役柄に対し、リアルな彼は共演者の連絡網を率先して作るなど、人をつなぐタイプです。
役者としての挑戦と今後
悪役オファーが続いても「都度その人の状況から役を設計する」と語り、同じ悪役を繰り返さないことにこだわるパク・ソンフンさん。
『涙の女王』での深みある演技は、悪役に留まらない幅広い表現力と、役者としての次なる挑戦への意欲を鮮やかに示しています。
パクソンフン、涙の女王で演じたウンソン役は?
ユン・ウンソンの目的
財閥クイーンズグループ乗っ取り
弁護士としてクイーンズグループの法務・顧問を務めながら、内部情報を利用して経営権を奪う計画を進めていた。
ホン・ヘイン(ヒロイン)を自分のものにする
長年秘めてきた愛情と執着を「運命の恋」と思い込み、ヘインが病を抱える弱い時期を狙って結婚まで持ち込もうとした。
ペク・ヒョヌ(ヘインの夫)からの切り離し
夫婦仲を破綻させるため、ヘインに「夫に裏切られている」という誤情報を与え、信頼を壊そうと画策。
ヘインの病状を利用して心身を支配
余命宣告を受けた彼女を「自分が唯一の支え」と錯覚させ、記憶操作まがいのガスライティングで精神的に依存させる。
復讐心(出自コンプレックスの昇華)
幼少期に愛を受けられず、社会的にも疎外された経験から「富と愛を同時に得て見返す」ことが人生の悲願だった。
完全犯罪としての完結
すべてを手に入れた後は法的に罪を問われないよう計画し、自らの社会的地位と財産を守りながら勝利することを目指した。
要するに、愛情の名を借りた執着と、権力・財産への野心が複雑に絡み合った計画がウンソンの真の目的でした。
パクソンフン、涙の女王のウンソンが気持ち悪いと思われたの理由?
視聴者がウンソンを「気持ち悪い」と感じた主な要因
執着心の異常な強さ
ヒロイン・ホン・ヘインに一方的に恋情を抱き、結婚している彼女を「自分のもの」と思い込み行動。
ガスライティング(心理操作)
ヘインの記憶や判断力が弱っている状況を利用し、「愛し合っていた」「結婚するはずだった」と刷り込み、現実を歪めようとした。
裏表の落差
表向きは礼儀正しい弁護士として家族や周囲から信頼を得ながら、裏では計画的に夫婦仲を壊し、経営権奪取を狙った。
密着・監視行動
ヘインの行動や病状を細かく把握し、医療関係者まで操りながら常に監視するような立ち回り。
人の弱点を利用した支配
ヘインの病、夫婦間の誤解、家族の利害など、相手の弱い部分を巧みに突き、支配欲を満たしていった。
冷徹な犯罪計画
愛を語りながらも最終的にはクイーンズグループの乗っ取りと自己保身が目的という二面性が、より不気味さを際立たせた。
無表情で感情を感じさせない演技
パク・ソンフンさんの抑制された表情と低い声が、視聴者に底知れない恐怖と不快感を与えた。
まとめ
ユン・ウンソンは、優しさを装った執着と計算を武器に、人間関係を心理的に侵食していく存在でした。
この「外面の紳士ぶり」と「内面の支配欲・犯罪性」の極端な落差が、視聴者に強い不気味さや嫌悪感を抱かせた大きな理由です。
パクソンフン、涙の女王でウンソンの最後は?
衝撃の最終対決 ― 雪の森での逃走劇
最終話、ホン・ヘインとペク・ヒョヌ夫妻は、命を狙うユン・ウンソンから逃れるため、雪の降る森の中を必死に逃走します。
しかしウンソンは執念深く車で追跡し、2人の進路を先回りして遮断。静まり返った森で、ついに3人は対峙します。
歪んだ愛の告白 ― 銃を手にしたウンソン
ウンソンは冷たい視線のまま、「一緒にいよう」「君を連れていく、殺してでも」とヘインに迫ります。
その手には銃。愛情という名の執着をむき出しにし、周囲を凍りつかせる言葉で、彼女を自分の世界へ引きずり込もうとしました。
ヒョヌの決死の行動
危機一髪、ヒョヌはヘインを守るために自らの体で彼女を庇います。
銃声が森に響き、ヒョヌは撃たれて倒れますが、その勇気ある行動によってヘインの命は守られました。
包囲する警察、そして最期
すでに現場周辺は警察が包囲しており、レーザー照準がウンソンを捉えていました。
緊迫した空気の中、警告を無視したウンソンはなおも抵抗。最終的に警察が発砲し、ウンソンはその場で命を落とします。
結末が示すもの
「愛」という言葉で隠してきた執着と野心――。
ユン・ウンソンの物語は、最後まで自らの欲望を手放さぬまま、雪の森で幕を閉じました。
視聴者にとっては衝撃的でありながら、彼の歪んだ愛と罪の帰結を象徴するエンディングとなりました。


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