ヤン・ギョンウォン氏は、「愛の不時着」で大ブレイクを果たしたミュージカル俳優です。
国民大学建築学科出身で、建築会社に勤務していましたが、その後、ミュージカル俳優に転身し、2010年に「ブロードウェイ42番街」でデビューしました。
俳優業だけでなく、歌や弾き語りを得意としています。
YouTubeで、その様子をご覧いただきます。
1.tvNの番組<수미네반찬(スミのおかず)>で「I’m Your Man」を熱唱。
2.MBC PLUSの番組<주문바다요(We Take Orders)>で、「벚꽃엔딩(Cherry Blossom Ending)」をギターの弾き語りで他の出演者を楽しませていました。
さて、ヤン・ギョンウォン氏が大ブレイクしたきっかけとなった「愛の不時着」とヤン氏の役どころについて、紹介していきたいと思います。
ヤン・ギョンウォン氏、『愛の不時着』での役作りとは?
『愛の不時着(Crash Landing on You)』は、2019年~2020年に放送され大ヒットした韓国ドラマです。
物語は、韓国の財閥令嬢で実業家の ユン・セリ(ソン・イェジン) が、パラグライダー中に突風に巻き込まれ、誤って北朝鮮に不時着するところから始まります。
そこで彼女を発見したのが、北朝鮮の軍人 リ・ジョンヒョク(ヒョンビン)。
当初は敵国人である彼女を警戒しながらも、次第に保護する立場となり、二人は国境や体制の違いを超えて恋に落ちていきます。
物語は、
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北朝鮮でのスリリングな生活
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ジョンヒョクの仲間たち(第5中隊兵士たち)との温かな交流
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韓国に戻った後の社会的・政治的障害
を描きながら、「国を隔てた愛」というテーマをロマンチックに展開していきます。
ヤン・ギョンウォン氏の役どころ
ヤン・ギョンウォン氏が演じたのは ピョ・チス(Pyo Chi-su)。
北朝鮮軍 第5中隊の士官長 で、リ・ジョンヒョクの部下にあたります。
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序盤の彼:ユン・セリを敵視し、厳しく冷たい態度をとる、いかにも“堅物軍人”。
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物語の進行につれて:ツンデレな性格が表れ、コミカルで憎めないキャラクターとして描かれていきます。
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中隊仲間との関係:仲間思いで人情味があり、時にムードメーカー的な存在としてドラマを和ませる役割を担いました。
ヤン・ギョンウォン氏の魅力
1.北朝鮮語の訛りをマスターしたリアルな演技
方言コーチや専門家から学び、本物の北朝鮮兵士のような自然なイントネーションを身につけました。実際に視聴者や脱北者からも「最も訛りがリアル」と高評価を得ています。
2.コメディセンスとシリアスの両立
怖い軍人から一転、どこか人間味のあるツンデレキャラへと変化する演技で、ドラマに緩急と温かみを与えました。
3.舞台で培った確かな演技力
ミュージカル出身らしく、表情・声の使い分けが巧みで、画面の端に映っていても存在感を放ちます。
4.脇役以上の存在感
主役二人の恋物語を支えるだけでなく、彼自身のキャラクターが強い印象を残し、ファンの間で“愛すべき名脇役”として人気を確立しました。
まとめ
『愛の不時着』は、国境を越えた切ない愛と仲間との絆を描いた感動作であり、ヤン・ギョンウォン氏演じるピョ・チスは、物語にユーモアと温かさを添える重要なキャラクターでした。
彼の役作りにおける 北朝鮮語の訛りの徹底、そして コミカルかつ誠実な演技力 が、ドラマ全体のリアリティと魅力を引き上げたのです。
ヤン・ギョンウォン氏は、「愛の不時着」でブレイクした後、ソン・ジュンギ主演の大人気ドラマ「ヴィンチェンツオ」への出演を果たしました。
ヤン・ギョンウォン氏、『ヴィンチェンツオ』への出演を果たし、ソン・ジュンギと共演!
『ヴィンチェンツォ(빈센조)』は、2021年にtvNで放送されたクライム×ダークコメディのヒット作です。
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主人公:ヴィンチェンツォ・カサノ(ソン・ジュンギ)
幼少期にイタリアへ養子に出され、マフィアの顧問弁護士(コンシリエーレ)として暗躍していた男。 -
物語の始まり:マフィア内部の抗争から逃れ、母国・韓国に戻る。
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舞台:ソウルにある「クムガ・プラザ」という雑居ビル。ここには大量の隠し金塊が眠っており、それを巡る攻防が展開。
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敵:韓国社会を牛耳る大企業「バベルグループ」。その背後にある腐敗や不正を、ヴィンチェンツォはマフィア流の冷酷なやり方で裁いていく。
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ジャンルの特徴:法廷ドラマ × ブラックユーモア × アクションが融合し、痛快かつシニカルな物語になっています。
ヤン・ギョンウォン氏の役どころ
ヤン・ギョンウォン氏は、イ・チョルウク(Lee Cheol-wook) という役で登場します。
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人物像:クムガ・プラザのテナント住人のひとりで、武道(特にテコンドー・合気道系)の達人。見た目はちょっと怖いが、どこか憎めないキャラクター。
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役割:最初は怪しげで強面な存在ながら、次第にヴィンチェンツォに協力する立場となり、コミカルかつ頼れる仲間として活躍します。
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魅力:
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『愛の不時着』同様、強面キャラなのにツンデレで人情味あふれる部分を演じ、笑いと緊張のバランスをとる存在。
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特にアクションシーンでは、武術の達人らしい迫力ある動きを披露。
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プラザ住人たちの「家族のような絆」を描く中で重要な役割を担いました。
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彼の魅力のポイント
1.コメディとシリアスの絶妙なバランス
怖そうな外見なのに、実はお茶目で人間味のあるキャラクターを演じ切り、視聴者の笑いを誘いました。
2.アクションと存在感
格闘シーンでは実際に鍛えている体格と動きを活かし、コミカルな役に“強さ”を加える演技を見せました。
3.役者としての幅広さ
『愛の不時着』では北朝鮮兵士、『ヴィンチェンツォ』ではプラザ住人の達人キャラと、まったく異なる役柄をこなすことで俳優としての多才さを証明しました。
ソン・ジュンギとの親交
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撮影を通じての交流
『ヴィンチェンツォ』撮影中、ヤン・ギョンウォン氏は主演のソン・ジュンギ氏と親しくなり、休憩中や打ち上げなどでも仲の良い姿がファンに目撃されています。 -
互いに尊敬し合う関係
インタビューでヤン・ギョンウォンさんは「ソン・ジュンギは主演として現場を明るくリードしてくれる存在」と語っており、信頼関係を築いていたことがわかります。 -
プライベートでの親交
撮影後も連絡を取り合い、SNSやメディアを通して「兄貴分のような存在」と慕うコメントを残しています。
ソン・ジュンギ氏もヤン・ギョンウォン氏を「現場を盛り上げるムードメーカー」として評価しており、相互に好感を抱いている様子です。
まとめ
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『ヴィンチェンツォ』はマフィア顧問弁護士が韓国の巨大企業と対決する痛快クライムドラマ。
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ヤン・ギョンウォン氏は、武道の達人であるテナント住人イ・チョルウク役として登場し、シリアスとコメディの両面で存在感を発揮。
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演技の幅広さを示すとともに、主演ソン・ジュンギ氏との信頼と友情を築き、役者としても人間としても魅力を深めました。
ヤン・ギョンウォン氏が活躍を続ける背景には、ソン・ジュンギ氏との親交も大きく影響しているようです。
ヤン・ギョンウォンの経歴と所属事務所とは?
ヤン・ギョンウォンの経歴
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生年月日:1981年4月1日生まれ(2025年現在 44歳)
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出身:韓国
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学歴:建築学を専攻。もともとは俳優志望ではなく、建築分野でのキャリアを歩む予定でした。
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転身のきっかけ:大学卒業後に演技の道を志し、舞台・ミュージカル俳優として活動を開始。舞台経験を重ねる中で表現力を磨きました。
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ドラマ・映画への進出:
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2015年頃からドラマに出演し始める。
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大きな転機は2019年~2020年の『愛の不時着』。北朝鮮兵士ピョ・チス役でブレイク。
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2021年の『ヴィンチェンツォ』では、武道の達人であるクムガ・プラザの住人イ・チョルウク役を好演し、再び注目を集めました。
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舞台・ミュージカルで培った 声の使い方や表情の豊かさ が映像作品でも活かされ、脇役ながら確かな存在感を放っています。
所属事務所
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ヤン・ギョンウォン氏は現在、History D&C(ヒストリーD&C) に所属しています。
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この事務所は、ソン・ジュンギ氏をはじめ、チョン・ソンイル(『ザ・グローリー』)、キム・テフンなど多くの実力派俳優が所属している韓国の芸能プロダクションです。
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演技派俳優のマネジメントに力を入れており、ヤン・ギョンウォン氏にとってもドラマ出演や映画へのチャンスを広げる重要な基盤になっています。
まとめ
ヤン・ギョンウォン氏は、建築学から演劇の道に進んだ異色の経歴を持ち、ミュージカルや舞台で培った演技力を武器にドラマで存在感を示す俳優です。
所属事務所はソン・ジュンギ氏と同じ History D&C。そして『ヴィンチェンツォ』での共演を機に、ソン・ジュンギ氏とは信頼と友情を築いています。
「愛の不時着」後、ヤン・ギョンウォン氏は、日本のファンも増えつつあります。
ヤン・ギョンウォン、日本初のオンラインファンミーティング開催!感動の内容まとめ
開催概要
- イベント名:「YANG KYUNG WON 1st ONLINE FAN MEETING」
- 開催日:2020年12月5日(土)19:00~(約90分)
- 配信形態:韓国からの生中継で、日本のファンとリアルタイムに交流
- 視聴チケット:ローソンチケット(ZAIKO/ローチケLIVE STREAMING)とチケットぴあ(PIA LIVE STREAM)で販売。価格は2,750円(税込)でした。
初の日本向けファンイベントをオンラインで実現し、多くのファンがリアルタイムで彼とつながることができました。
主な内容と演出
【歌唱とパフォーマンス】
中島美嘉「雪の華」を日本語で披露。
ミュージカル出身ならではの安定感と表現力に、視聴者から「感動した」との声が多数寄せられました。
【トークコーナー】
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建築学から俳優に転身した経緯
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劇団時代の思い出
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サイクリングや釣りといった趣味の話
など、普段は知ることのできない“素顔のヤン・ギョンウォン”が明かされました。
【『愛の不時着』エピソード】
代表作である『愛の不時着』から名場面を振り返り、撮影裏話や仲間との交流を披露。ファンにとっては作品をより深く楽しめる時間となりました。
【豪華ゲスト出演】
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タン・ジュンサン(クム・ウンドン役)が登場し、劇中さながらの兄弟のようなやりとりを披露。
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ユ・スビン(キム・ジュモク役)、イ・シニョン(パク・グァンボム役)からのビデオメッセージもあり、ファンを大いに喜ばせました。
【名台詞再現コーナー】
「ピョ・チス」の名セリフトップ5をファン投票で決定。その場で演じ直し、1位に選ばれたセリフはなんと日本語で披露!日本ファンへの心遣いが光りました。
【サプライズ登場:ソン・ジュンギ】
同じ事務所のソン・ジュンギ氏が突然画面に登場。ヤン・ギョンウォン氏も驚きながら、撮影時のエピソードや普段の仲の良さを語り、会場(配信)は大盛り上がり。
【視聴者参加型コーナー】
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射撃ゲーム形式のミッションでプレゼント企画
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ヤン・ギョンウォン氏自作の日本語詩を朗読してプレゼント
【フィナーレ】
『愛の不時着』OST「Give You My Heart」を熱唱。感情豊かな歌声でイベントを締めくくりました。
ファンの反響
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Twitterでは「#YangKyungWon_1st_FM」がトレンド入り。多くのファンが感動や喜びの声をシェアしました。
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ブログやSNSでは「日本語の歌と詩に涙した」「人柄の温かさが伝わった」といったコメントが相次ぎ、成功裏に終わったことが伺えます。
まとめ
ヤン・ギョンウォン氏にとって初めての日本向けオンラインファンミーティングは、歌・トーク・ゲスト登場・ファン参加企画など、盛りだくさんの内容でした。
『愛の不時着』で魅了されたファンにとっては、彼の演技力だけでなく、人間味あふれる人柄と真心に触れられる貴重な時間。
アーカイブ視聴も用意されるなど、多くのファンに寄り添った配慮も印象的で、ヤン・ギョンウォン氏の人気がさらに高まったイベントとなりました。
これからのヤン・ギョンウォン氏の活躍がますます期待されます!
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